
本校では放課後講習や進学合宿、検定受検の奨励など、様々な学習に関する活動を行っていますが、生徒の学力を高めるための最も大切なものは、週に30時間以上ある日常の授業であると考えています。日々の授業での学習内容を一つずつクリアしていくことができれば、生徒は自然と希望進路獲得へと向かっていくことになるでしょうし、逆に日々の授業の内容をしっかりと理解できなければ、学力の向上は見込めません。
学力の定着を図る:授業 → 考査 → 面談 のプロセスを繰り返す
生徒は、「授業第一主義」のもと、日々の授業にしっかり取り組みます。その学習内容の理解度・定着度を知るために定期考査を受けます。そして、面談を通じて学習状況を保護者・
担任と共有し、その後の学習に活かします。この流れの中で学力の定着伸長をはかります。

計画的な学習習慣を身につける:学芸ノートの活用
本校では、1~5年生に定期考査2週間前に「学芸ノート」を 配布しています。このノートを活用してテストにのぞむことで、「現状を分析し、取り組むべき課題を自ら見つけ、それを克服するための適切な計画をたて、その計画を実行する」と
いう思考サイクルを身につけさせています。
■学芸ノートの3つのポイント
1.計画的に学習する習慣を身に付ける
2.効果的な学習法の共有(先輩からのアドバイス)
3.保護者との連携
■学芸ノートと学力向上サイクル(PDCAサイクル)
年間5回ある定期考査を、日頃の学習事項の定着をはかる絶好の機会と捉えており、これをより効果的なものとするために、「学芸ノート」を1年生(中1)から5年生(高2)の全生徒に配布し、生徒に取り組ませています。この学芸ノートは、「PDCAサイクル」に基づいたノートです。PDCAサイクルとは、
1.適切な目標を設定する(PLAN)
2.その目標に基づいた計画を実行する(DO)
3.実行の結果を分析する(CHECK)
4.分析結果を踏まえ、次回に向けての改善策を講じる(ACTION)
の4つのプロセスを繰り返すことで、業務を継続的に改善していくしくみのことです。ビジネスの世界でよく用いられている手法ですが、これは生徒の学習面においても大変効果的なものです。学芸ノートにはこの4つのプロセスに対応したページがあります。年間5回ある定期考査で、この学習ノートを有効に利用することで、1年後には大きな成長を遂げることを期待しています。ここで生徒に意識させていることは、「具体的に書く」ということです。テスト前の目標が「頑張る!」、テスト後の反省が「悪かった・・・」という感じでは同じところをくるくると回るだけで、PDCAサイクルは向上しません。
生徒の将来を考えた場合、「自分の課題を自分で見つけ、それを解決していく」という姿勢は必要不可欠なものです。ただし、低学年の場合、「どのように勉強したら良いかわからない」という生徒には、担任や授業担当者からアドバイスしています。生徒が自立した人間へと一歩一歩成長するよう、与えられた6年間の中で徐々に手を離していくことを意識しています。
また学芸ノートは、担任はもちろんのこと、保護者の方にもチェックしていただき、生徒が今どんなことを考えているのか、何に行き詰まっているのかなど、学習状態の情報共有をしています。中高生になれば、「学校の話を家で一切しない」という生徒もいますが、そのような生徒の保護者の方から「学校での様子を知ることができる」といった声を寄せていただいています。

バランスのとれた学力を:三種検定の推奨
国公立大に合格するために最も必要なことはバランスのとれた学力です。そこで、本校では三種検定(英語検定、数学検定、漢字検定)のすべてで2級以上を取得することを「トリプルツー」と称し、その栄誉を称えています。また、前期課程(1~3年生)の目標として、三種検定のすべてで3級以上を取得する「トリプルスリー」も設定しています。検定取得に向けて検定対策講座も実施 しています。

■検定スーパーバイザー制度
4、5年生の2級以上を取得した先輩がスーパーバイザーとして後輩の指導にあたります。前期課程の生徒のみなさんにとっては後期課程の先輩から直接学習指導を受けたり、また勉強方法を聞ける貴重な機会となります。また、指導を担当する4、5年生にとっても後輩に教えることで理解を更に深めることができ、このスーパーバイザー制度は指導を受けた後輩はもちろんのこと、指導する立場の先輩にとっても非常に有意義なものとなっています。昨年度は、どの先輩達も前向きに後輩の指導にあたってくれたので受講者からは多数の合格者が出ました。

たくましく生きる力を育む:学芸ESD(総合的な学習の時間)の取り組み
■「学芸ESD」とは…
本校の教育目標である”次代の国際社会で「リーダー」として活躍する人材の育成”を実現するために、昨年度から授業に「学芸ESD」という時間を取り入れました。”ESD”とは「Education for Sustainable Development」の略です。
”E”… Education:教育
”S”… Sustainable:持続可能な
”D”… Development:開発・発展
つまり、学芸ESDとは「持続可能な社会の担い手を育成する(未来をつくる教育)」こと。世界中の人々、次の世代の人々が生き続けていける未来をどう創っていくかを、学校や家庭・地域・国・世界を舞台に、みんなで調べたり考えたり、意見を出しあったりしながら、行動できる人物になるための学習のことです。
■“Think globally, Act locally”
今、世界で何が起こっているか?
新聞やニュースなどで環境破壊や戦争・紛争などが報じられ、そのしわよせが子供たちにきているのは、みなさんもご存じのことでしょう。しかし知っているだけでは何も変わりません。当事者意識を持って、行動することが大切になります。そこで本校は、
“Think globally,Act locally”(地球規模で物事を考え、身近なことから行動する。)
をモットーに、「学芸ESD」に取り組んで行きます。





















