学校紹介 ごあいさつ

答えのない質問に答える力

大阪学芸高等学校 校長
佐藤 精治

皆さんが生きていく21世紀はグローバル化がますます進み、インターネットのさらなる普及と機能性の向上で世界の情勢がリアルタイムで伝わる時代です。国境と言う壁はますます低くなり様々な文化的、宗教的、歴史的背景のまったく違う人たちとの交流が盛んとなります。このような時代を生きていく皆さんにとって必要な資質とは、答えが一つとは限らない質問に対して、どのようなアイディアを考え、自分なりの答えを導き出していくか。その発想力や思考力です。

本校は皆さんに7つのコースを用意し、学校生活の中でこの資質を育成したいと考えています。「自学自習」を教育の柱としすべての生徒に学芸手帳を配布し、時間管理のできる資質を自ら育成するように勧めているのもこのためです。「時間」は与えられるものではなく自ら創り出すものです。学芸手帳は朝5時から記入可能としているのも「朝の1時間」を本当に自分がしたいことに使ってほしいと願っているからです。私としてはこの1時間にいろんな小説を読んで「人間とは何か」を考える時間にしてほしいと思っています。

人間に対する深い洞察力をもとに7つのコースで自己研鑽に努め、有為な人材に育ってください。今年度より1年留学に、カナダのオタワに加えてニュージーランドのネルソンを加えたのも、思春期まっただ中に海外で1年間過ごす経験は、人生をより豊かにしてくれるものと確信しているからです。

また、学校と言う「空間」で人間関係の難しさも是非とも学んでほしいと思います。社会に出て「仕事が出来る人間」とは「トラブル処理能力がある人」のことです。本校がすべてのコースでクラブ活動入部を可能としているのもクラブ活動を通して様々な人間関係の難しさ、間の取り方、話し方、人の気持ちを察する力をつけてほしいと願っているからです。学芸3年間で皆さんがさらに成長する手助けをしたい、これが私たち教職員全員の願いです。