教育の特色 国際教育レポート 2025年度

【修学旅行】イタリア1班

1日目

本日早朝、イタリアへの修学旅行に出発する第1班の生徒たちが、空港に集合しました。朝早い集合にもかかわらず、多くの生徒が元気な表情で集まり、旅行への意気込みが感じられました。

若干の遅刻する生徒がいましたが、チェクイン時には全員無事に揃い、出国手続きも滞りなく完了しました。まもなく飛行機に搭乗し、いよいよイタリアでの学びと体験の旅が始まります。

イタリア修学旅行 第1班 ヴェネチアに到着しました

第1班は、本日ドイツ・ミュンヘンでの乗り継ぎを経て、予定より早くイタリア・ヴェネチアに到着しました。
到着時はまだ明るく、美しい夕景の中で異国の雰囲気を肌で感じながらの入国となりました。

長時間のフライトの中では、機内で昼食と夕食をとりながら、ゆったりと移動することができました。
その後、専用バスで宿泊先のホテルへ移動しました。

現在は、各自部屋で荷ほどきや身支度を済ませ、明日からの行程に備えて就寝する予定です。

2日目

午前(ヴェネチア)

2日目は、ホテル内のレストランで朝食をとった後、午前8時に出発し、ヴェネチア本島へと向かいました。

本島からは船に乗って移動し、各班ごとにゴンドラに乗船。揺れる船の上から眺める水路や建物の景色に、ヴェネチアならではの「水の都市」の魅力を感じることができました。

その後、現地ガイドさんの案内でサンマルコ広場や寺院周辺を見学し、ガラス工房ではマエストロ(職人)によるガラス制作の実演を間近で見学。繊細な技術に、生徒たちは感嘆の声を上げていました。

午後

昼食には、イタリア名物のイカ墨パスタやイカのフライを味わい、午後は自由散策の時間がありました。それぞれが思い思いに土産を選びながら、ヴェネチアの街並みを楽しみました。

これよりフィレンツェに向けて専用バスで移動します。
途中、地元のスーパーマーケットに立ち寄り、旅先のリアルな魅力を体験する予定です。

フィレンツェに到着しました

ヴェネチアでの見学を終えた後、専用バスでフィレンツェに到着しました。

到着後はホテルにチェックインし、その後、地元の人々が普段から利用するスーパーマーケットへ徒歩で出かけました。観光地とは異なる、生活感あふれる売り場を歩きながら、イタリアならではの商品や文化にふれる貴重な時間となりました。

夕食はホテル隣接のレストランで、ジェノベーゼパスタとビーフハンバーグをいただきました。

食後には、翌日訪れるウフィッツィ美術館の見学に向けての注意事項や班分けについての説明がありました。

部屋に戻ったあとは、荷物を解いて身支度を整え、明日からの活動に備えて静かな夜を過ごしています。フィレンツェではこのホテルに連泊するため、落ち着いた環境での滞在が続きます。

3日目

午前

午前中は、ミケランジェロ広場からフィレンツェの街を一望し、バスごとに集合写真を撮影しました。

歴史ある街並みと赤茶色の屋根が広がる風景に、生徒たちは思わず見入っていました。 その後は、ガイドさんの案内のもとフィレンツェ市内観光へ。

「花の大聖堂(ドゥオモ)」「ベッキオ宮殿」などの歴史建造物を巡り、ルネサンスの空気を感じながら歩きました。 ウフィッツィ美術館では、ボッティチェリの名作をはじめとする芸術作品をじっくり鑑賞しました。一つ一つの作品に込められた意味を感じ取りながら、静かに見入る生徒の姿が印象的でした。

昼食には、イタリアの前菜として人気のブルスケッタに続き、フィレンツェ風ビステッカ(ステーキ)を堪能。デザートには、フィレンツェ発祥とも言われる伝統菓子ズコットをいただきました。

午後からは、シニョーリア広場にて点呼後、班別自主研修の時間となりました。事前学習で立てた計画に基づき、有名な土産店や地元の薬局、マーケットなどを訪れ、観光とショッピングを兼ねた探究の時間を過ごしました。自分たちで考えたルートを実際に歩いてみることで、街の構造や雰囲気を五感で体感できたようです。

夕食・自主研修の様子

約3時間の自主研修を終えた後、生徒たちは再びシニョーリア広場に集合しました。 集合時には、イタリアで有名なお店の紙袋や、地元の小さなお店の袋を手にした生徒の姿が多く見られ、それぞれが思い思いのお土産を選んだ様子がうかがえました。 美味しいジェラートを求めて街を歩き回る班もあれば、目当てのお店に一直線に向かう班もあり、行動にもそれぞれの個性が感じられました。

夕食はレストランにて、トスカーナ地方の平打ちパスタ「タッコネッレ」と、香ばしく焼き上げたローストポークをいただきました。デザートには本場のティラミスが登場し、旅の疲れを癒すひとときとなりました。 食後は約1時間半かけてホテルへ戻り、この日は少し早めの解散となります。 石畳の道をたくさん歩いたこともあり、生徒たちにはやや疲れた様子も見られました。明日のヴァチカン市国での見学に向けて、今夜はしっかりと休息を取ってほしいと思います。

4日目

4日目の朝は、8時過ぎにホテルを出発しました。道中に少し時間がかかりましたが、予定よりやや遅れて13時ごろローマに到着しました。 昼食時には、流しの演奏家による生演奏を聴きながらの食事となり、旅の雰囲気を一層盛り上げるひとときとなりました。 

このあとは、バスでの移動班をさらに分けて、バチカン美術館を経由し、バチカン市国に入国する予定です。 午後からは、世界的にも有名なバチカン美術館やサン・ピエトロ大聖堂の見学を行います。ミケランジェロをはじめとする歴史的な芸術作品を目の当たりにしながら、生徒たちはローマの宗教・芸術文化を体感することになります。 夕方まで、美術館や寺院での見学が続く予定です。旅も後半に差しかかり、より深い学びと経験の時間が始まろうとしています。

バチカン市国見学

昼食後は、バチカン美術館を経由してバチカン市国へと入り、ガイドの案内のもと見学を進めました。 バチカン美術館では、古代彫刻が並ぶ回廊や「地図の間」などを巡り、数々の芸術作品や歴史的空間に触れました。特に「地図の間」では、16世紀に描かれたイタリア各地の地図が天井や壁一面に装飾されており、その緻密さと芸術性に生徒たちも見入っていました。

その後は、ミケランジェロの『最後の審判』が描かれたシスティーナ礼拝堂へと進み、静寂の中で神聖な空間を体感しました。 続いて訪れたサン・ピエトロ大聖堂では、その圧倒的な規模と荘厳な建築美に驚かされつつ、聖ペトロの墓とベルニーニ作の大天蓋(バルダッキーノ)を見学しました。 明日に控える新教皇の就任ミサに向けて、広場や聖堂では多くの巡礼者が集まり、準備が着々と進められている様子も見ることができました。

夕食は、カンツォーネの生演奏を聴きながら、本場のナポリ風ピッツァを味わう楽しいひとときとなりました。

その後はホテルに戻り、翌日のB&Sプログラムや班別研修に備えて、各自しっかりと休息を取ることになります。

5日目

午前

本日は、ローマ市内での活動日です。宿泊はマリオット系列の快適なホテルで、生徒たちもゆっくりと休息を取ることができました。 午前中は、B&Sプログラム(現地学生との交流プログラム)として、ローマ市内の名所を巡ります。現地の若者とのやりとりを通して、観光だけでなく文化や生活にも触れる機会となります。

午後には、古代ローマの歴史を感じられるコロッセオやフォロ・ロマーノの見学を予定しています。 歴史の教科書で見た遺跡を実際に歩きながら、2000年の時を超えた世界に触れる、貴重な一日となりそうです。

午後

午後は、世界遺産にも登録されているコロッセオとフォロ・ロマーノを見学しました。 コロッセオでは、かつての剣闘士たちの戦いの舞台を実際に目にし、その壮大な規模と歴史に触れる貴重な体験となりました。

フォロ・ロマーノでは、古代ローマ時代の神殿や議事堂の跡を歩きながら、当時の政治・経済・文化の中心地の雰囲気を肌で感じました。 ガイドの解説に耳を傾けながら、生徒たちは歴史への理解をさらに深めていました。

ローマでの滞在もいよいよ終盤を迎え、生徒たちの表情には、旅の充実感や名残惜しさがにじみ始めています。 夕食は、タレッジョチーズと野菜のリゾット、チキンのグリルというイタリアらしい献立をいただきました。風味豊かな味わいに、生徒たちからも満足の声が聞かれました。

明日は、いよいよ帰国の途につきます。深夜に空港へ向けて出発するため、本日は21時には就寝となります。最後まで安全に、気持ちよく旅を締めくくれるよう努めてまいります。

最終日 帰国の途へ

本日、第1班はいよいよ帰国の途につきます。 早朝4時、まだ空も暗い中、生徒たちは静かにホテルを出発し、空港へと向かいました。

ローマからフランクフルトへ移動後は、ドイツでの出国審査を経て、乗り継ぎ便で日本へ帰国する予定です。

フランクフルトでは出国審査を受けた後、乗り換えまでの待機時間を利用して、軽食をとったり、お土産を購入したりするなど、それぞれにゆったりとした時間を過ごしました。 その後、14時間のフライトを経て、予定通り日本時間の朝(10:05)、羽田国際空港に到着しました。 現在は、国内線に乗り換え、伊丹空港への最終移動に向けて準備を進めています。

イタリア修学旅行 第1班 無事帰国しました

国内線への乗り継ぎを終え、第1班は本日、伊丹空港に帰着しました。 出発が10分遅れた影響で、伊丹空港への到着は14時15分着となりました。 到着後は、荷物を受け取る前に、イタリア修学旅行の総括を行いました。 それぞれが感じた学びや気づきを振り返りながら、充実した6日間を締めくくりました。

その後、預けた荷物を受け取り、現地にて解散となりました。 生徒たちは疲れた様子も見せながらも、最後まで礼儀正しく落ち着いた行動で、全行程を無事に終えることができました。

保護者の皆様には、ご理解とご協力をいただき、心より感謝申し上げます。