教育の特色 国際教育レポート 2019年度

【ダブルディプロマコース(1年)】カナダ短期留学

1st week

日本時間7月12日午後3時に関西空港駅南広場に集合し、出発に向けての意識統一を行いました。当日は多くの保護者の方に来ていただき、生徒たちもうれしかったと思います。

日付変更線をまたぐ長いフライトとバンクーバー空港での乗り換えを終え、現地時間7月12日午後3時、カナダSooke地区ベルモント高校に到着しました。各生徒はホームステイ先の家族に迎えに来てもらい、不安半分、期待半分で出発していきました。

週末は各自のステイ先でホストファミリーとの時間を楽しみます。これからの5週間が楽しみです!

2nd week

授業が始まり1週間が経ちました。

Social Studies 10ではカナダ史や歴史上の重要人物、行政の仕組みを中心に学んでいます。先週末には、日本政府とカナダ政府の構造を比較し、エッセイを書くという課題が出ました。

また、午後からの活動では公共交通機関(バス)の乗り方、VictoriaのDowntownや中華街の歴史等を学ぶツアー、雨の日には予定を変更して英語字幕での映画鑑賞をしました。

学校での学習や、ホームステイを通して、生徒たちの英語力は着実に伸びているように感じています。あと4週間、生徒の成長が楽しみです。

3rd week

3週間目に入り、現地の生活にも慣れた様子です。ホストファミリーとスポーツをしたり、買い物やビーチへ行ったり、また友人と買い物や映画に行ったりと、それぞれが充実した日々を過ごしているようです。
Downtownでも自分たちでリスク回避のためにどのように行動すればいいのかをしっかり意識し、行動しています。

学習面では「世界人権宣言」に基づいたカナダの人権憲章や憲法を学び、ポスターを作ったり、クラス内で発表したりしました。生徒たちは難しい英語に困惑しながらも、しっかりと努力し取り組んでいました。

土曜日にはバンクーバーへ、フィールドトリップをしました。BC教員と久しぶりに会うことができ、みんな笑顔で、ブリティッシュ・コロンビア大学やバンクーバーでの1日を楽しみました。

4th week

早いもので8月に突入しました。

学校では、First Nationに関する歴史や、コミュニティよりチーフ(長)をお招きし、彼が実際に体験したことや、彼らの言語について学びました。金曜日には、BC博物館へいき、前回見ることのできなかった部分を見たり、カナダで保護されているSpirit Bearについての映画を見ました。カナダの自然や、どのようにFirst Nationの人々が生活しているのかを見ることができました。

週末は各自ホストファミリーと過ごしています。今週は引率教員のホームステイ先でバーベキューを行いました。

この3週間、英語での授業にも慣れた一方で、日本語を恋しく思う姿も見られます。あと2週間、生徒たちの頑張りを後押ししながら、成長を見守っていきたいと思います。

5th week

学習面では、内容がいよいよ第一次世界大戦に入っていきました。日本で学ぶことのできないカナダからの視点で、何が起きていたのかを学びました。カナダでは「二度と戦争を繰り返さないために」、歴史を学ぶことが特に重要とされています。生徒たちも歴史を学ぶことの重要性を理解し、しっかりと取り組んでいます。

午後からのアクティビティでは、Royal Rodd Universityへ歴史見学へ行きました。歴史を学ぶことが、人々の生活の一部に深く関わっていることを感じました。
また、Metis people(First NationとNew Comerの子孫)の方を招き、彼らの文化、歴史、そして現在に残る問題について学びました。

カナダの自然や文化、歴史を感じながら学習できるのも残りわずかとなってきました。しっかりと学び、今後の糧にしてほしいと思います。(下記画像はBeacon Hill Park にて

6th week

現地校での勉強も最終週になり、学習内容もかなりタフなものとなりました。第一次・第二次世界大戦を学習した後、「カナダで学んだこと・感じたこと」をエッセイ形式で書くという最終課題が出されました。

15日(木)には、就学証明書(Certificate)が授与され、カナダでの学習を締めくくることとなりました。16日(金)はDowntown へ出かけ、最後の買い物を楽しみました。また、この日が現地教員とStudent Ambassadorとの最後の日でした。たくさんの良い思い出ができたようです。

残すは帰国のみとなりました。生徒たちがどれだけ成長できたのか、また、日本での生活を楽しみにしつつ、安全に帰国します。

Final week

20日(火)、関西国際空港に帰国し、カナダ短期留学が終わりました。多くのご家族、学校関係者に迎えられ、生徒たちも安堵したようです。

かけがえのない経験と大きな成長を得ることができた40日間でした。