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【1年2年】出張授業「放射線について考えよう」

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 本日、外部講師をお招きして、放射線についての授業をしていただきました。
 例年行っている環境教育のひとつで、中学1年生は講演会を、中学2年生は放射線測定の実習を行いました。

 

<1年生>

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 中学1年生の講演会では、「ほうしゃせんって何だろう?」というテーマでお話をしていただきました。とても分かりやすい内容で、難しいイメージのある「放射線」について少しは理解できたのではないかと思います。放射線の動きを可視化した映像を見せていただいたときには、生徒たちもとても真剣に見ていました。

 平成23年3月11日の東北地方太平洋沖地震以降、放射線という言葉を聞かない日がないほど、ニュースでもよく取り上げられています。そのためか、生徒たちは講演中にたびたび出てきた「原発」「シーベルト」といったことばには馴染みがあるようでした。

 

<2年生>

 2年生は、放射線出前授業をクラスごとに受けました。昨年は講義形式でしたが、今年は実習形式で行われました。実習では、身のまわりの物質(塩化カリウム、花こう岩、ランタンマントル、リンカリ肥料、乾燥昆布など)の放射線をサーベイメーターという測定機器を使って測定しました。また、摩擦した風船を使って理科室内の塵を静電気で集め、理科室内の放射線の量を測定しました。最後に、普段は見ることができない放射線を、霧箱を使って観察しました。

 東日本大震災での原発事故により、放射線が甚大な被害を及ぼしたのは確かですが、さまざまな分野で放射線が利用されていることも事実です。しっかりと勉強をして正しい知識を持ち、これからのエネルギー問題を考えてもらえたらと思います。