教育の特色 総合学習「学芸ESD」

本校では、「総合的な学習の時間」を「学芸ESD」と名づけ、教育⽬標の”次代の国際社会で活躍する⼈材を育成する” を実現するために、

  • Ⅰ. 持続可能な社会の担い手づくり
  • Ⅱ. Think globally, Act locally

をキャッチフレーズとして取り組んでいます。教育活動の内容は、次の2項⽬を柱に推進しています。

「ESD」とは…

持続可能な社会の担い⼿作り

今年度から1年⽣と3年⽣の授業に「学芸ESD」という時間を取り⼊れました。「ESD」とは「Education for Sustainable Development」の略です。

  • “E”… Education:教育
  • “S”… Sustainable:持続可能な
  • “D”… Development:開発・発展

つまり、学芸ESDとは「持続可能な社会の担い⼿を育成する(未来をつくる教育)」こと。世界中の⼈々、将来世代の⼈々が⽣き続けていける未来をどう創っていくかを、学校や家庭・地域・国・世界を舞台に、みんなで調べたり考えたり、意⾒を出しあったりしながら、⾏動できる⼈物になるための学習のことです。

“Think globally, Act locally”

今、世界で何が起こっているか?
新聞やニュースなどで環境破壊や戦争・紛争などが報じられ、そのしわよせが⼦供たちにきているのは、みなさんもご存じのことでしょう。しかし知っているだけでは何も変わりません。当事者意識を持って、⾏動することが⼤切になります。そこで本校は、
“Think globally,Act locally”
(地球規模で物事を考え、⾝近なことから⾏動する)
をモットーに、「学芸ESD」に取り組んで⾏きます。

教育活動の内容

Ⅰ. 「たくましく生きる力」を育む
  • コミュニケーション能力の育成
  • 表現力の育成
  • 論理的思考力の育成
  • 情報収集・分析能力の育成
  • 批判力をたかめる
  • モラル教育の実施
Ⅱ. 「つながり」を尊重できる個人を育む
  • 帰属意識の醸成
  • 地域社会への参加
  • 国際理解教育の推進
  • 環境教育の推進
  • キャリア意識の形成

各学年の取り組み

学年活動内容レポート
1学年【環境問題について考える】:問題点を見つけ、改善点を模索する
2学年【世界遺産】:自国の文化を知る
【職業紹介プレゼンテーション】:調べたことを発表する
H27年度
3学年【作文指導】:書かれている情報から目的に応じて内容を理解して意見を書くことができるよう、文章の組み立て方の基礎を学習する
4学年【プレゼンテーション】ビジネスプランコンテストへの参加、ディベート
5学年【探究ゼミ】:
高校での学習範囲を越えて各分野のより専門的なトピックに触れ、大学受験への目的意識を高めさせる。希望する10~20名程度の少人数のゼミに分かれて各分野に関連する探究活動を行う。

ユネスコスクールとは…

ユネスコ憲章に⽰されたユネスコの理想を実現するため、平和や国際的な連携を実践する学校のことです。
そして、ユネスコスクールはESDの推進拠点として、

  • 環境教育
  • 国際理解教育
  • エネルギー教育
  • 世界遺産・地域の⽂化財等に関する教育

その他、持続可能な社会づくりのための担い⼿づくりを育む教育を⽬指しています。
本校は2010年11⽉15⽇付で、フランス・パリ市に本部をおくユネスコから、ユネスコスクールへの加盟が認められました。今後は世界約180か国約8500校のユネスコスクールと連携し、国際理解を深めていきます。