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GEC(Global Enterprise Challenge)で世界大会を目指せ!

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 今回、5年生の有志8名のチームで、GEC(Global Enterprise Challenge)という競技に参加することになりました。GECは、若者のアントレプレナーシップ(起業家精神)の育成を目的として、高校生を対象に開催するビジネスプランの競技で、世界が共通に抱える課題解決に、チームを組んで挑戦するものです。

  GECのホームページはこちら

 3月20日に行われる日本予選では、朝の8時に課題が与えられ、夜20時までの12時間で、その課題に対するビジネスプランを考え、英語の企画書をまとめ、プレゼン動画を作成する、という作業をしなければなりません。これにクリアすると、6月にある世界大会に参加することができます。

 3月12日、このGECの事前学習会が京都外国語大で開催され、本校生徒も参加させていただきました。

 この日は、本番で12時間かけて行う競技を、その半分ほどの時間で実施する「ミニチャレンジ」が行われました。現地での参加校約10チームと、webを通じた参加校も合わせて計21チームが課題に挑みました。

 当日与えられた課題は以下の通りです。

Your challenge is to produce a working model of an innovative product or service that will enable a visually handicapped person to dress alone,with confidence that his/her clothes are suitable for the purpose of going out.

You will present your plan to a panel of venture funders who are interested in investing their money in a business which aims to solve social problems.

  生徒達は付箋などを活用しながらアイディアを出し合い、1つのビジネスプランを立てます。その後、時間内に企画書を英語でA4の用紙2枚にまとめ、段ボール紙などを使ってプロトタイプを作成し、プレゼンの動画を作成します。しかも、収支計画についても、広告費や人件費、研究開発費等も含めてしっかりと考え、少なくとも3年後には黒字になるような計画でなければなりません。

 この取り組みの面白いところは、パソコンが得意な者、美術系のことが得意な者、英語が得意な者、プレゼンが得意な者など、それぞれの生徒の持っている特性を活かすことができるということです。限られた時間ではありましたが、それぞれがチーム内での役割を認識することができたと思います。

 限られた時間であったため、完璧なものを時間内に完成させることはできませんでしたが、とりあえず形にすることはできました。動画も予定していたものより短くなってしまいましたが、とりあえず形にはなったと思います。

 当日に生徒達が作成した動画です。

 GEC事前学習会 大阪学芸中等教育学校(team sapientia)

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 この事前学習会を経験し、生徒達のやる気にも俄然火がついたようです。3月20日の日本予選を突破し、是非世界大会へとコマを進めて欲しいですね!

※2016年の6月11日開催予定のGEC世界大会は、主催するオーストラリアの団体の責任者が急逝され、開催が中止となりました。そこで、例年GECの世界大会の後に開催される、ほぼ同様の競技iSEC (International Science Enterprise Challenge)の世界大会を6月11日に実施し、日本予選はiSEC の参加チームを選ぶ競技となります。

 iSECのホームページ

<参加生徒達の感想>

  • みんなでの話し合い、時間の使い方や上手く思ってることを伝えるコミュニケーションなど考えさせられることが多くありました。自分の役割についての把握が甘かったように感じました。しっかりと事前に用意を済まして、作業に必要な時間を考えてから競技に参加したいと思います。
  • KUBIC(関西大学主催のビジネスプランコンテスト)の時よりも、作業が増えて、使える時間も少なくてとてもしんどかったけど、とてもいい経験ができました。本番はもっと有効に時間を使いたいと思います。
  • iSECというものがやっとわかったというか、みんなで取り組む大切さと考えを述べ合う主張性が
    一つの課題をクリアする重点だと学びました!!
  • 英語をもっと滑らかに言えるように頑張ります^ ^
  • 今回の取り組みで、自分は今何をするべきなのかといった判断力や、何を軸に置いて討論すべきなのかといった、話題の核となる部分を的確につかむ力といった能力を高めることに気づかされました。先駆者の方々の意見を聞いて、この一週間のみならず日々、色んな事に興味関心を持ち知ることの大切さを知りました。
  • 今回の説明会では様々な課題に気付きました。まず、ラストスパートは時間が押して死にもの狂いで作業に取り組みました。回線や機器の不調などのアクシデントもありましたが、これは主に時間配分が悪かったのだと思います。案出に時間を取ってしまい、その後の収支計画や原稿・動画作成の時間を十分に取ることができませんでした。そのため、話し合いや案出に取り組む上で時間を決めて取り掛かるということが必要だとわかりました。また、準備は万端だと思っていてもあれがないこれがないと困ることがあったので、事前に必要なものの用意が必須だと感じました。機器の不調の対策も前もって考えておく必要があると思います。そして、役割分担も今回以上に重視する必要があるようです。今回は英語班、技術班、美術班などとそれぞれの役割に分かれて分担しましたが、ロスが見受けられました。全員で相談すべきところは相談し、分担すべきところは分担する、と効率の良い作業に向け作戦を立て直そうと思います。これらの経験は、案出・時間配分・分担など全てにおいて良い練習の機会になったと思います。今回はその経験が大きな収穫となりました。今回集めたメンバーは文理・男女混合で、それぞれ長所があり、皆心強いです。本番でも必ず問題に突き当たり、悩むことがあると思いますが、メンバーには自信があるので協力しあって諦めることなく挑もうと思います!本番はホームグラウンドの学校で、今回学んだ経験を生かして準備できるので、今回より期待できると思います