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大阪学芸中等教育学校 20周年記念講演会

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 3月18日(金)、住吉区民センター大ホールにて、大阪学芸中等教育学校の開校20周年記念式典として、記念講演会が実施されました。

 本校は1996年に「大阪学芸中学校」として1期生を迎え入れ、8期生が入学した2003年に「大阪学芸中等教育学校」に生まれ変わりました。卒業生もどんどん増え続け、今年3月1日に卒業式を迎えた6年生は本校の15期生になります。歴代の卒業生の皆様も、この記念式典に多数参加して下さいました。

 まずは、コーラス部と吹奏楽部の合同での校歌斉唱です。本校の校歌は、中等教育学校へと生まれ変わった2003年、学園の100周年記念に合わせて作られたものです。既に1期生2期生は卒業した後でしたので、今回式典に参加した下さった卒業生の方は「初めて校歌を聴いた」と、とても感動して下さっていました。

 続いては、本学園の岡本理事長と育友会会長様からご祝辞をいただきました。

 

 その後、卒業生2名の講演です。

 最初は第11期卒業生で、現在は大阪大学理学部物理学科に在学中の岩切秀一さんの講演でした。岩切さんは文部科学省主催の「サイエンスインカレ」において、2年連続入賞し、現在はその取り組みを広く伝える役割である「アンバサダー(親善大使)」としても活躍しています。

第4回サイエンス・インカレにおいて大阪大学から学生6名が表彰されました(大阪大学HPへのリンク)

 岩切さんは研究者として取り組む姿勢や、その礎となった本校での6年間の生活について非常にわかりやすく、楽しくお話して下さいました。在校生にとって大いに参考になったことと思います。

 続いては、第1期卒業生で、現在は埼玉県八潮市にある「しおどめ歯科クリニック」で院長をされている横石智哉さんの講演でした。横石さんはできたばかりの大阪学芸中学校で、みんなで一から学校行事を作っていく中、生徒のリーダー的な存在として活躍していた先輩です。

 横石さんは、本校で過ごした6年間の様々な思い出話を、当時の写真やグッズなどを交えて聞かせてくれました。そして、本校で過ごした6年間で「諦めない・信念を貫く・思いやりを持つ」など、その後の人生での指針となるような「人としての生き方」を身につけることができた、とお話しして下さいました。

 

 講演会の後は再びコーラス部が登場し、学園歌「やくそく」を歌いました。

 最後に、大植校長先生の挨拶で20周年記念式典は終了しました。大植校長先生は本校開校の2年前に発足した「中学校設立準備室」のメンバーで、そのときが現在に至るまで本校に関わっていらっしゃいます。

 20周年記念講演会は無事に終了しました。4月には21期生を迎え入れ、更に一歩一歩歴史を刻んでいくことになります。卒業生のみなさんが刻んだ6年間の日々が本校の歴史になっているように、在校生1人1人の歩みが大阪学芸中等教育学校の歴史になります。在校生にとっても、それを実感できた1日だったのではないでしょうか。