最新ニュース RYS

【RYS】episode78 「平等院~平成の大修理後の鮮やかな鳳凰堂を訪問~」

RYS

平成291211日(月)

 

RYSの一環として,京都府宇治市にある平等院を見学しにいきました.

今回の企画は,世界遺産に詳しい生徒が考えたものです.

大人気で参加希望者も多く,総勢61名で宇治市内を練り歩きます.

 

【10:00 京阪宇治駅集合】

 宇治駅そのものがデザイン性に富んでおり,建物自体に興味をもつ生徒もいました.

いざ,平等院に向けて出発です.

まずは宇治橋を通って宇治川を渡ります.

IMG_8948_320

橋を渡りきるとすぐに表参道です.

まずは,参道の入口にある紫式部の銅像の前で記念撮影.

参道に入ると,お茶屋さんから漂う香ばしいお茶の香りに包まれます.

 

【10:30】 平等院拝観

平等院は永承7年(1052年)に藤原頼通によって創建されました.「古都京都の文化財」の一つとして,1994年に世界文化遺産に登録されています.20122014年にかけて屋根の葺き替えや柱などの塗り直し修理が行なわれ,「極楽浄土」の宮殿をモデルにした鳳凰堂のきらびやかな色彩が庭園を彩っています.

IMG_8964_512

世界遺産検定1級(すごい!)を取得している金宮先生に鳳凰堂について紹介していただきました.

普段使用している10円玉の裏側に描かれている絵と実物を見比べます.

鳳凰堂を見学した後は,併設されている鳳翔館を観覧.

国宝である「鳳凰」を含め,平等院に伝わる様々な宝物が展示されていました.

鳳凰の頭部にはかつて頭髪が植えられていたことや同じく国宝である雲中供養菩薩像が持っている楽器の種類など,実物をみなければ実感できない発見がたくさんありました.

                        

【11:00】宇治上神社へ移動

 

平等院を後にし,宇治川沿いを散策しながらもう一つの目的地である「宇治上神社」を目指します.

途中,鵜飼専用のカワウ(実物)と和船を見ることができました.

宇治上神社は平等院と同じく世界文化遺産に登録されている京都の文化財で,本殿と拝殿が国宝に指定されています.

宇治上神社の手水(ちょうず)やお守りの紋,おみくじはすべて「うさぎ」がモチーフになっているのですが,この理由をご存知ですか?

(立入禁止の置物にも配慮するほどの徹底ぶりです)

 

実は,「宇治」という地名はもともと「菟道」と書かれていたようで,“うさぎのみち”というのがこの地の語源だそうです.引率教員も生徒とともにいろいろ学びました.

帰り道にはこんなものも発見.

P1070989_512

さすがはお茶の町,宇治.

お茶だけの珍しい自動販売機に目が留まります.

 

【12:30】京阪宇治駅で解散

京阪宇治駅に戻ったあとは,各自で観光.

引き続き宇治市内を歩き回り,満喫して帰宅した生徒もいました.

 

数年後に再訪して,現在の宇治と見比べるのも面白いかもしれませんね.

 

京都の歴史を肌で感じた一日でした.

 

<生徒の感想>

・平等院を観覧している内に,クラスメイトの色んな面を知ることが出来た。

・平等院がとてもきれいだった。写真で見るのと実際に足を運んで見るのとでは、大違いだった。

・平安時代の貴重な彫刻や絵画を生で見ることができて、さらに京都の古い町並みを歩いて、「いつもと違う世界に来た!」という感覚を味わえた。

・世界遺産を間近に見ることができとてもうれしくおもいました。大改修の後だったのでとてもきれいな赤(朱色)と鳳凰の金色がまぶしくみえました。博物館で復元された当時の扉や壁などに描かた絵を見て、ストーリーがあったことや、とても色鮮やかで、きれいでした。世界遺産検定にも興味がでて、受験してみたいなぁ、と思っています。

・今回の企画は四年生が企画したときいていて、同期凄いなーって思ったのがはじめの感想で、実際に京都に行ってみると、企画もしっかりしていたし、景色や、雰囲気などすべてにおいて、私のなかでは完璧で素敵でした🐰 普段いかないようなところに、行けたのもよかったし、外国の方々が日本の景色や雰囲気が好きだといっていた理由がわかった気がします。