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体育科教員平下が世界10位に!(トライアスロン)

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 9月19日(土)にアメリカ・シカゴで開催された世界トライアスロン選手権の一般の部(30才~34才女子の部)において、本校の体育科教員平下が10位になりました。

2015 ITU World Triathlon Grand Final Chicago : Sep 19 2015 : 30-34 Female AG : Results

<平下より>

★世界トライアスロン選手権 グランドファイナル inシカゴ 結果報告★

 現地時間9月19日(土)にアメリカ・シカゴで開催された世界トライアスロン選手権に出場してきました。プロ(エリートカテゴリー)を除く一般の部(エイジグループ)、年齢別で競う大会です。

 前日からの強風&雷雨の影響で、この日は【ラン→バイク→ラン】のデュアスロンになるかもしれないと言われており、スイムが得意な私にとってスイムがなくなるのは致命的。ただ祈るばかりでした。そして朝4:30正式発表、トライアスロン決行!気温は前日から10℃ほど下がったものの強風&雷はおさまり一安心。

 天気も回復し、いよいよスタート。スイム1.5kmは1周回。スタートしてすぐに先頭に立ち、1位でスイムを終えました。その後のバイクは20kmを2周回、1周目は順調に通過するも2周目に入りトラブル発生。バイクは集団走行が禁止されていて、前後の間隔を開けて走らなければなりません。2周目に入り、時間差でスタートを切った選手が合流し人数が増え、自然に集団走行となってしまった瞬間でした。私は最後尾に付く形になったため、後ろからバイクに乗った審判に声を掛けられ注意を受けました(もちろん英語で、しかも早口、怒り気味…)。何を言われているかわからず、何度も問いかけましたがわからないまま。そしてゼッケンナンバーを控えられ審判は去っていきました。私は自らペナルティだと判断し、バイクの途中でペナルティボックスに入りました。そこで2分間ストップ。そして何とかバイクを終え、ランに入り最後まで全力で走り切りました。

 結果は10位。バイクで抜かれた記憶があったのは1人。ペナルティボックスに入っている間に何人に抜かれたのか。残念な気持ちもありましたが、無事にゴールできて本当によかったです。レースは終始楽しく、一度も苦しいと感じませんでした。

 後で聞いたところ、私にペナルティは課せられておらず、注意だけだったようです。レース中の不安な気持ちと、ロスタイム2分がなければ結果は変わっていたかもしれません。世界のトップと3分差。これがもっと縮まっていたはずです。でも、もし逆にペナルティなのに違うと判断し、失格になっていたとしたらそれこそ後悔していたと思います。今回は貴重な経験ができたことへの感謝の気持ちの方が大きく、後悔は一切ありません。むしろエイジグループなら世界レベルで戦える自信が持てるレースとなりました。

 世界大会は最高の舞台でした。絶対にまた出たい。そして必ず表彰台に昇ります。
 ご声援、ありがとうございました。

平下 心