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【クラブ】理科部 マリンチャレンジプログラム2022全国大会

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理科部はこれまでに様々な基礎実験や栽培を行って実験器具の技術や知識の習得をしてきました。そこで今年度は「研究成果を発表する」ということを目標として株式会社リバネスが主催する「マリンチャレンジプログラム共同研究プロジェクト」に参加することにしました。4月に書類審査とオンライン面談審査を通過して研究がスタートしました。このプロジェクトは日本財団「海と日本のプロジェクト」の一環として海洋・水環境に関わるあらゆる研究に挑戦する中高生を対象に、研究コーチによるサポートを受けながら行うものです。全国10校の共同研究チームで「日本の海洋微生物マップを作ろう!」というコンセプトのもと、各地域でサンプリングを行い、培養してその組成や特徴を調査しました。そこで理科部はRYSでゴミ拾い活動のPirikaや東レの中空糸膜のろ過実験にヒントを得て、海洋のマイクロプラステック問題を解決するプラスティック分解微生物について研究をすることにしました。しかし技術的に難しいこともあり、実際は大阪湾や大和川で季節や地点ごとの調査を比較して微生物の多様性について考え、未知なる有用な微生物の発見につなげることを中心に進めていきました。その成果を3/5()に東京大手町で開催された全国大会でポスター発表しました。口頭発表のチームは論理的な仮説と考察があり、研究へのパッションが感じられました。また、今までオンライン上であった他チームと対面でディスカッションすることができてお互いの研究の価値を感じさせられました。今回の研究を通して培養技術やデータ処理など多くのことがスキルアップできて、研究成果の発表をするという今年度の目標を達成することができました。今後も答えのない研究に挑戦していきたいと思います。

 

(生徒の感想)

・全国各地の海問題や資源問題について広く知ることができ、これからの私たちの課題を見つけることができました。そして、いろいろな地域の人たちとディスカッションできて良い経験ができたと思います。

・一つ一つのチームが色んな視点で海洋についての研究をしていてとても興味深かったです。1年間この活動を行ってきましたが、海洋について知る良い機会でした。

・他校のメンバーと自分たちの研究の仕方や結果の違いがあったり、それぞれ新しい発想や発見があって、面白かったです。また自分でも新しい発想や発見をしたいなと感じました。