最新ニュース 2年

【2年生】職業について考える・その2 朝日中高生新聞 佐藤編集長による出前授業

2年

 11月9日(月)の5限と6限、2年生の取り組み「職業について考える」の授業の一環として、朝日中高生新聞と朝日小学生新聞の編集長をされている佐藤善一さんに出前授業をしていただきました。本校生徒のためにわざわざ東京から来て下さって、本当にありがたかったです。

【2年生】職業について考える・その1の授業の様子はこちら

 2年生では、この冬休みを利用して、グループ毎に職業人のインタビューをし、記事にまとめる、という取り組みを行うため、取材の仕方や記事の作成方法について教えていただきました。

 1つの記事を作るにしても、実際に紙面になるまでは様々な工夫がされていることがわかりました。実際にインタビューをする時は、実際に質問できるかどうかは別として、質問を100個くらい考えておくそうです。5W1Hを意識し、質問を組み立てます。また、同じ答え方にしても、怒りながらなのか笑いながらなのか、といった表情も読みとる必要があります。

 また、見せ方についても教えてもらいました。写真を見れば、その人が何の仕事をしているのかすぐにわかるような写真を撮らなければなりませんし、見出しをつける際も、その記事の内容を端的に表すようなものでなければなりません。「実際の記事に、あなたならどんな見出しをつけるか」というワークを行いました。

 更に記事を作成する際は、「とても背が高い人」などの主観的な言葉でなく、「身長185cmの人」とか「天井に届くくらいの背の高さ」など、具体的な表現を使わなければいけないことを教えてくださいました。

 次に、実際に本校の教員に模擬インタビューをしました。代表生徒による共同インタビューの形式で、様々な質問を投げかけました。佐藤さんからは、「まずはその人の基本的なことから話を聞きましょう」と教えていただいたり、質問をする際に急に話の流れとは関係のない質問をした時に注意を受けたりしました。また、取材しながらすべての言葉を書き留めるのは難しいので、キーワードだけを書くように教えていただきました。

 最後に、インタビューをした内容を、簡単に記事にまとめ発表しました。なかなか思うように記事にまとめることができない生徒が多く、実際に記事を作成するのは難しいと実感した生徒も多かったことでしょう。しかし、これから先実際の仕事をしている方にインタビューをし、記事を作らなければなりません。今回教えていただいたことを活かし、協力してくださる方々に喜んでいただけるような記事を作成してもらいたいと思います。

 

  • 来て下さった方が編集長だったと聞いて驚いた。編集長というだけあって、教え方もきびきびしていて、知識が身について良かった(1組男子)
  • インタビューする前に色々と準備をしないといけないということを知り、一回のインタビューだけでも一苦労なんだなあ、と思いました。今まではインタビュー欄をあまり見なかったんですが、これからは読もうと思います。ありがとうございました(1組女子)
  • インタビューをする時は、きちんと順番があり、相手に失礼の無いようにするということを知りました。今日、教えてもらったことを活かして、実際にインタビューするときに実践したいと思います。(1組女子)
  • 今日はお忙しい中授業をして下さってありがとうございました。新聞を書くためだけでなく、文章を書くのに大切なことがよくわかりました。人の話を聞いて考えたり書いたりすることが好きなので、今回のお話はとても楽しくてためになるなとメモを取りながら思いました。このお話を踏まえて、これからのインタビューに活かしたいと思います(2組女子)
  • 遠いところから来て下さって、本当にありがとうございます。とてもいい勉強になりました。インタビューするのも、原稿を書くのも、難しいなあって思いました。200文字でまとめなさい、と言われたとき、どうまとめれば良いかわからず、難しかったです。(2組女子)
  • 仕事は中途半端な気持ちではできないということがわかりました(2組男子)
  • テレビとみると簡単そうなのですが、本当は結構難しいんだなと思いました(2組男子)
  • 毎回、こんなに大変なことをしているなんて、とてもカッコよかったです!私も見習いたいです!また、文章をまとめる「国語力」も欲しいです!(2組女子)
  • 今まで何気なく見ていた記事が、どのようにインタビューされてできているのかよくわかった。インタビューにはコツがいるんだなと感じた(3組男子)
  • 3年生から6年生まで、朝日小学生新聞を取っていたので、「夢ナビ」の存在は知っていましたが、どういう風にインタビューがなされているか知り、とても大変なのだとわかりました(3組男子)