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【2年生】職業について考える・その1

2年

 本校では、毎年2年生で、様々な職業を調べ、グループ毎にレポートを作成し、下級生に対してプレゼンテーションを行う「職業紹介新聞」という取り組みをしてきましたが、今年度はその取り組みを少し改良することとしました。

 職業選択の際、自分自身の「やりたいこと」だけに焦点を当てがちですが、「2011年にアメリカの小学校に入学したこどもたちの65%は、大学卒業時には今は存在しない職業に就くだろう(キャシー・デビッドソン氏)」と言われるくらいに社会が急激に変化していく世の中では、単に今ある職業を追いかけるだけでなく、自分の軸をしっかりと持ち、変化に対応する力を身につけていかなければなりません。そこで、社会人基礎力などの「コンピテンシー」や、仕事をする上で自分にとって絶対に譲れない価値観や欲求を意味する「キャリア・アンカー」を意識した取り組みを行いたいと思っています。

 10月26日の授業は、朝日中高生新聞(外部リンク)に連載されている「夢ナビ!お仕事レポート(外部リンク)」を1つ読み、その方の仕事をする上で必要な力や、その人の仕事のやりがいがわかる部分を見つけ出すというワークをしました。まずは個人で考え、その後グループで意見を共有し、自分達の班が見つけたところを全体に対して発表をしました。

 最後に、今後の授業の予定を伝えました。今回の取り組みのゴールは、4人程度のグループ毎に、実際に職業人の方にインタビューをして、「夢ナビ!お仕事レポート」のような記事を作成することです。非常に内容が濃いページですので、真似をして記事を作るのは難しいとは思いますが、今後、取材の仕方や記事の作り方をしっかりと学び、取材を受けて下さった職業人の方に喜んでもらえるような記事を作って欲しいと思います。

 11月9日の授業では、なんと朝日中高生新聞の編集長が来校され、取材の仕方や記事の作り方について出前授業をして下さることになりました!みなさんの取り組みを応援するためにわざわざ来て下さいます。是非、前向きに取り組んで欲しいと思います。

<生徒の感想>
・社会ではたくさんの力が必要になることがわかった。
・勉強になった。楽しかった。色々な力が必要なんだなあと思った。
・難しかった。将来は学校で習うことがたくさん活かされるんだなあと思った。
・グループで話し合うのは少し難しかったけど、みんなそれぞれ意見を出すことができたので良かったです。仕事はそれぞれの夢、やりがいがあるのだと改めて知りました。
・職業を行う上で必要な力は1つだけではないことを学べた。
・実際に働いている方のレポートを読んで、お仕事の大切さや働くことの難しさがわかりました。話をまとめるときは、協力して話ができたので、良かったと思います。
・グループで話をすると、色々な意見が出て面白い。
・色々な意見がきけて良かった。
・この記事を読んで、仕事は決して簡単なことではなく、1つ1つのものを作るのにたくさんの人の力が加わっていることを改めて実感することができた。