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【RYS】白熱教室十三「自然に優しい洗剤作りを体験しよう」

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 7月26日(水)、東大阪にある企業、「株式会社アドバンス」の安川昭雄会長にご来校頂き、出張授業をしていただきました。

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 アドバンスさんでは、環境や人に優しいバイオ洗剤を開発・製造販売されています。今回はその主力製品であるバイオ洗剤「とれる・no.1」を使った実習と、様々な講話をしていただきました。

<外部ページへのリンク> 株式会社アドバンス

 最初に安川会長が「とれる・no.1」を開発するに至った経緯のよくわかる動画を鑑賞してから、実習に入りました。

 「とれる・no.1」は、米ぬか、フスマ、酵素、そして有益微生物からなる、地球にやさしいバイオ洗剤です。化学物質を一切使っていないにもかかわらず、汚れが驚くように落ちます。自然由来のものと聞くと、なかなか効果がないのでは?と思っていた生徒達は、油性マジックで書いた汚れがすぐに消えてしまう様子を見て、大変驚いた様子でした。昔の人は、ウグイスの糞を化粧品として使っていた(今もそういう商品があるようですね)との話もうかがいました。

 生徒達は、それぞれ粉末状や液体状の商品を袋詰めにしたものや、水で溶かしたものをペットボトルに入れて、家へのお土産として持ち帰らせていただきました。

 実習が終わった後は、「変化を夢に ~もの作り、こと作り、人作り」というテーマで、安川会長から色々なお話を聞かせていただきました。

 安川会長は、洗剤とは全く関係がない会社で、65才まで勤め上げてから、現在の会社をはじめたとのことでした。「第2の人生は、社会への恩返し」ということで、環境に優しい商品作りをはじめたとのことです。

 今までのもの作りが、人間の利便性のみを追求し、お金儲けのために自然につけがまわるようにものになっていたことに対して、これからのもの作りは、「人間の生きる本能を退化させない、自然との調和、地下資源を使うのではなく、地上にある資源を使う」であるべきであるとのお話も聞かせていただきました。

 また、近未来にはどのような課題があるか、そして、それを解決するためのヒントのようなお話を聞かせていただき、まさにその時代に主役になるであろう生徒達は、目を輝かせて話を聞いていました。

 実習、そしてその後のお話と、参加した生徒達には大変良い機会となりました。生徒達には、今日うかがった貴重な話を参考に、自分の将来の在り方について考えて欲しいと思います。

 

<生徒の感想>

  • これからの日本や世界のことなどを知れて、良かったと思います。普段できない石鹸作りができて良かったです(2年女子)
  • 65歳から新たなことを始めるのは凄いと思いました。少子高齢化社会は嫌だけど、どっちにしろ立ち向かわなければならないので、とりあえず今は勉強を頑張ろうと思います。早く家で作った洗剤を使いたいです(4年女子)
  • 「とれる・no.1」の効果が凄くて驚きました。色々な使い方が出来そうなので、帰ったら使ってみたいと思います。ためになる話もして下さり、ありがとうございました(4年女子)
  • 人生の大先輩の話を聞いて、僕たちも未来に貢献できるように頑張りたいです。また、自分達ができることを精一杯したいです。お話ありがとうございました(5年男子)

 

 

<ご協力いただいた方のページ>

 青少年進路支援協会(コーディネーター)

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