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【RYS】白熱教室十七「センサーを使ってよりよい学校を作ろう!」

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 今回は、オムロンソーシアルソリューションズ株式会社の川邊さんが来校され、4年生5年生の希望者対象に出前授業をしてくださいました。

 「オムロン」という会社名を聞くと、体温計などの医療機器を思い出すかもしれませんが、実は、グループ会社全体としてはその部分の比率は多くなく、いわゆる「B to B(Business to Business :企業を対象とした商品やサービス)」がメインで、その中で「オムロンソーシアルショリューションズ」さんは、駅の改札機や信号機のシステムなどの開発・販売をされています。

 まずは、川邊さんからオムロンソーシアルショリューションズさんがどういった会社なのかの説明を受けたあと、カメラで写した人の顔から、笑顔度や年齢などを表示させる「スマイルスキャン」を体験させてもらいました。

 その後はグループに分かれ、「オムロンがもつ様々なセンサーの技術を使って、学校をよくする方法を考える」というワークをしました。普段、自分達が感じている学校の問題点を挙げて、それらをセンサーを使って解決することができないかを考えました。

 付箋を使ってブレインストーミングをし、それをお互いに発表しあい、そこから自分達が解決したいテーマを1つ選んび、それをセンサーを使って解決するにはどうすれば良いのかを考えました。そして、最後にそれぞれの班が自分達の話し合った内容について、プレゼンを行いました。

 今回、川邊さんがこのような企画をして下さったのは、川邊さんが今まで培った技術を応用して、何か新しい分野に挑戦することをできないのか、と模索されているからです。実際に学校に来て、生徒の生の声を聞き、どのようにセンサーを応用することが可能かを考えられることと思います。

 変化の激しい現代では、新しい技術がどんどんと登場し、今まで当たり前のように使っていた技術が急激に陳腐化してしまうことが起こり得ます。変化に対応できない企業は生き残っていけないのです。つまり、どんな企業の人も、これからは「アントレプレナーシップ(起業家精神)」が必要になってきます。これからの時代に生きる生徒たちは、川邊さんの授業を通して、こういった視点を持つ大切さを感じてくれたことと思います。

<生徒達の感想>

  • 今日は来ていただいてありがとうございました。丁寧な説明もありがとうございます!凄く分かりやすく説明してもらい、センサーには無限の可能性があるという事を実感しました!日々の日常で何気なく使っている所でもセンサーはたくさん使われており、今日からはそのセンサーについてもっともっと深く考えていきたいと思いました。 今日は一日センサーについていろいろな事を教えていただきありがとうございました!
  •  開発という部署でも様々な役割があるんだなと知った。就職は少し先のことだが、今から考えて損なことは無いと思ったし、むしろプラスになるなと思った。プレゼンの内容を考えるのはともかく、人前で発表するのは上手くいく気がしないので、どこかの場で慣れていくべきなのかなと思った。
  •  笑顔や年齢を顔で認識したのが楽しかった。グループワークでは、話したことのない子たちだったが、意見を出し合い協力できたし、学校にセンサーを使うという、今まで考えたことのなかったテーマについて考えられて良かった。
  •  私が学校にいる間(卒業するまで)に、体温をセンサーで反応して教室の温度を変えることや、テスト前に先生がどこにいるかを知らせてくれるセンサーを開発してほしいと思う。 先輩たちや同級生とグループワークできてよかった。
  •  入社2年目の若い社員さんの話を聞くことで親近感がわきそして将来の自分の就職にも生かしていけると思いました!今日の講習は受けていない人と受けている人でとても差がついたんじゃないかと思います!!! グループワークでは自分の意見を言い、みんなの意見を聞き、あまり普段では体験できない事が出来ました!
  •  今日のこの機会でオムロンの医療という面だけでなく他にどんなことをしているかそして実は医療関係ではなくそのほかにも幅広く展開されているということがわかり素晴らしい会社だと思いました 私自身では意見のまとめ方やほかの人のいろいろな考え方や意見を交換できたすごく良い場でした。
  •  学年をまたいだ班構成だったので少し緊張したが、話し合いをするうちに仲良くなれた気がします。答えのない問題に取り組むことは新入試にも役立つかなと思います。今日はとても良い経験になったと思った。
  • オムロン、という会社名を知らなかったがどんな事業をしているか教えていただき興味を持った。母は体温計の会社と認知していて世間的にもそのように認知されていると思うが実は改札機やセンサーを製造している会社らしい。私が知る他の会社も実は別の分野で秀でているかのしれないという興味がでた。
  • とても実りあるものでした。企業自体を知ることもですが、センサーは自分が感じていたより広く使われてきていたんだなと考えられました。今回で発表のボードを書きましたが、いかにまとめられた読みやすいものを作るか。そういった企画書の練習をする機会にもなりました。多くのことを学びました。ありがとうございました。
  • 何気なく申し込んだRYSだったが、実際に会社でやる活動の一環に触れられて、自分の考えもしっかり伝えられた。自分たちのアイデアもそうだが、他のグループから出た考えにも興味が持てた。またこのような行事に参加出来たらいいと思う。
  • センサーの可能性は無限大、そう思えるそんな貴重な経験ができたことが大変嬉しく思い、またそんなセンサーを使い自分も新しいそして社会の役に立つモノ作りがしてみたいと思いました。これからもRYSに是非積極的に参加したいです。有難うございました。