11月3日の文化の日、学問探究団RYSの新企画「世界遺産に行こう！」の第1弾として、姫路城を訪れました。

　平成5年12月、姫路城は奈良の法隆寺とともに日本で初の世界文化遺産となりました。改修は度々されているものの、約400年前に建てられた天守閣が今でも建築当時の状態で残っています。5年半にも及ぶ「平成の大改修」を終え、今年3月より一般公開が再開されました。まばゆいばかりに輝く、真っ白な城をテレビで見た人も多いことでしょう。

　今回は生徒の関心も高く、1年生から5年生の生徒75名が参加し、学園バス2台で姫路城に向かいました。

　天候に恵まれたこともあり、多くの観光客の方が訪れていました。姫路城では５つのグループに分かれ、ボランティアガイドさんに案内をしてもらいながら城内を巡りました。

　姫路城は戦国時代に培われた防御に関する手法の粋を集めたと言えるほど、様々なしかけがあり、難攻不落の城と言えるでしょう。そのためか、ただの一度も攻め入られたことはなく、「不戦の城」と呼ばれました。また、様々な秘密や珍しいものがあります。ガイドさんに案内していただかないとわからないことでしたね。

　今の白いお城は3年か4年くらいしか見られず、また元の色に戻ってしまうそうです。真っ白な美しい城が見られて、みんな満足していました。

　今回は特別企画として、「あなたの姫路城攻略法！」ということで、難攻不落の姫路城をどのように攻略するのか、というお題を生徒に事前に与えて、すべての見学の後にそのアイディアを書いてもらいました。以下にその意見を一部掲載したいと思います。

• 遠くから狭間の内側をめがけて大砲を撃ち込み、狭間の機能を低下させます。石落としについても同様にします（5年男子）
• 靴下をはきまくって、音を静かにして通る！（1年女子）
• 石を毎日コツコツと少しずつ削り、見つからないようにその石の穴から中に入る。中でも同じようにして天守閣に入る（石と同じ色の服を着る）。（3年女子）
• ど根性で突っ走る！（1年男子）
• のんびりほのぼの、太陽の暖かさで・・・（3年女子）
• 兵糧攻め（1年男子）
• 家臣の割と位の高い人にゴマをすって取り込み、そのコネを使って内側から攻め入る（5年男子）
• 背が低いので、銃弾を全部かわして普通に姫路城の中に入って攻める！（1年女子）
• 入場料をちゃんと払って攻め込みます！（1年女子）
• 攻め入ろうと試みたが、内部を知るにつれ、難攻不落であると判明。天守までの道は入り組んでおり、石垣や城壁にも様々な工夫がなされていた。よって攻略は断念しようと思う。（4年女子）
  

 

　とても混雑していたこともあり、時間の都合で天守閣の最上階まで行けないグループがほとんどでしたが、それでも参加した生徒達にとって、とても楽しい1日となったと思います。

＜生徒の感想＞

• とてもキレイですごかった！初めて見て、ビックリしました。自由時間もとても楽しかったです！（1年女子）
• 日本にはたくさんの城があるのに、その中で何故姫路城が世界遺産なったかがよく分かりました。青天の空に純白の城が浮かび何とも言えぬ景色でした（3年女子）
• 姫路城の構造を知れて、楽しかったです。異常に白かったので驚きました（2年男子）
• とても楽しかったです。姫路城のいちばん上まで行けなかったのは残念でしたが、それでも楽しかったです！姫路城についての知識をもっと増やしたいと思いました（3年女子）
• 大阪城とはまた違った面白さがあって楽しかった。また城が白い内にみたいなと思う（2年男子）
• 初めてRYSに参加しました。一番驚いたのは、姫路城の柱の数です。縦の柱と横の柱で天守閣を支えている秘密が分かりました。このように、いろいろ苦労をして建てているのかと改めてわかりました。ガイドさんのお話も良く聞こえて、とても楽しかったです（1年男子）
• 教科書や写真で見た姫路城より、やっぱり大きくて白かった。木の柱が昔使っていたものをそのまま使っているのにビックリした。上の階はどうなっているか気になるから、また来たいと思う。（2年男子）
• 姫路城が白くなって初めて来ました。３～4年で前の色に戻ると聞いて、今見て良かったなと思いました。祝日だったこともあって、人が多くて回りにくかったけど、ガイドさんが詳しく説明してくれて、とてもわかりやすかったです。姫路城の中には入ったことがなかったので、とてもわくわくしました。姫路城から見た景色はとてもきれいでした。姫路城は階段が多くて、とてもきつかったです。敵がせめてこないように、色々な仕掛けがされていてすごいなと思いました。色々姫路城のことが知れて良かったです！（4年女子）
• 城が思っていたより白かった。修学旅行で行ったヨーロッパの城や宮殿より落ち着いていて、日本の良いところはここなんだなあ、と思った。これを期に、日本の文化を学びたいです（5年男子）