学校紹介 ごあいさつ

「両立」がキーワード

~「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能の習得~

大阪学芸高等学校附属中学校 校長
佐藤 精治

大阪学芸高校附属中学校は、「勉強とクラブ活動(習い事)を両立して頑張れる中学生」を求めています。

教育とは、1年で花を咲かせ実を作り出す「農業」ではなく、何十年も先を見据え立派な大木にそだてる「林業」のようなものです。中学校時代は雑草や橫枝を伐り、肥料をしっかりと与える時期と言えます。まさに人間としての土台づくりの時期が中学校にあたります。

私たちが、大阪学芸高等学校のもとに「附属中学校」を創ったのは、中学校がその役割を十分に果たせなくなっている現状を見たからです。国公立大学を目指す「勉強一本」の中学校、全国大会優勝を目指す「クラブ一本」の中学校、子どもの「学習環境」を守れない中学校の存在です。古き良き時代の中学校は「勉強」「クラブ活動」のいずれかに偏らず、「真面目に勉強したい」生徒を守りきっていました。学校では勉強に集中し、家では家事を手伝う――両立を図っている中学生が輝いていました。

本校では、落ち着いた学習環境のなか、授業中は「勉強」に集中し、放課後は「クラブ活動・趣味・特技」で頑張ってください。両立を図れる中学生こそ社会に出て有為な人材に育つと確信しています。

また、本校では他の中高一貫校と違い高校課程の「先取り教育」をしません。中学校の学習内容を深く確実に理解し、応用・発展問題を解く力をつけることがより早く高校の学習内容を理解することにつながるからです。「座学」を重視し、しっかりとした知識と理解力を中学校時代につけておくことが「正解のない21世紀という時代」を生きていく子どもたちの柔軟な思考力・発想力を育む最善の方法だと考えています。

もう一つの柱は「英語教育」です。グローバル化の著しい今日、英語力は不可欠です。本校では、2人のネイティブ教員が授業を担当し、4技能のバランス良い習得をめざします。もちろん英語力の土台である国語力も重視しています。また、本校に入学した生徒でさらに英語力を伸ばしたいと考える生徒には1年留学制度のある大阪学芸高校の国際コースで海外の大学も視野に入れた進路指導も展開していきます。

このような教育を実現するため、生活指導は「ならぬことはならぬ」の精神で厳しく行います。本校で学ぶ中で人間としての基礎力を子どもたちにつけさせたいと考えています。