最新ニュース RYS

【RYS】RYS69「太陽光が燃料に?人工光合成研究に迫る!」

RYS

写真 2017-03-21 15 25 06

 3月17日、終業式後に大阪市立大学内に併設されている人工光合成研究センターへ行ってきました。

 大阪市立大学では、人工光合成研究についての研究において、その成果が科学誌Natureに取り上げられるなど、世界的にも注目を集めています。今回は、最先端人工光合成研究に迫りました!

 まずは「エネルギー問題とはどのようなものでしょう」、「すべてのエネルギーの源である太陽エネルギーから考えると、地球に住める定員は何人になるでしょう」などの質問をされました。そして、人工光合成がどんなものなのか、研究をされている先生から講義を受けました。いかに太陽光エネルギーを効率よく捕集するか、二酸化炭素・水素・酸素からメタノールなどの合成に必要な新しい触媒になるものは何かなどの最先端の研究とあって、少し難しい内容でしたが、生徒たちは一生懸命考えて質問に答えていました。

 講義のあとは国内に数台しかないという機械をいくつか見させていただきました。

 

 最後は、特別参加の6年生の先輩が、生徒代表で挨拶をしてくれました。

 人工光合成の研究は、太陽エネルギーの変換による地球規模のエネルギー問題の解決につながる画期的な技術として期待されています。産学官の連携で進められているこの研究は、エネルギー不足や地球温暖化の心配のいらない持続可能社会が実現するかもしれません。最先端の研究について知ることができ、生徒たちにとっても良い経験になったのではないかと思います。

IMG_0698 (コピー)

<生徒達の感想>

  • 見学のときには3つの重機械を見ることができて良かった。座学では、光合成や世界人口、エネルギーのことについて学ぶことができてよかった。(3年女子)
  • エネルギーをATPに変換したら長持ちする。人工光合成は画期的な研究だと思った。1階にあった装置はとても高性能な装置だった。こんなに身近にこんなセンターがあって、いろいろな研究をしているということに驚きを感じた。(3年女子)
  • これまで世界で問題としてきた燃料、エネルギーと言った問題を考えている。大学内の小さなセンターでもやっていることはとても大きく、今後いろんなところで人工光合成研究センターの名前を聞くかもしれないと楽しみに思いました。(5年男子)
  • 人工光合成がこのような複雑な形で成り立っているとは思いませんでした。授業では習わないようなことを今日この講義で学ぶことができてとても良かったです。(5年女子)